介護の負担を軽くするための
方法を試しています

認知症介護をして気づいた一番危険なのは介護する側のイライラ

 ばあちゃんがある日突然認知症と診断されました。軽度だったので、自宅で認知症の薬を飲みながら様子を見ています。

 お年寄りの介護は相当負担です。同居するだけでも負担です。とにかくイライラすることが多い。というのが正直なところ。老人はすべての動作が遅いのです。仕方のないこととはわかっているのですが、仕事の合い間に買い物につれていく時には、かなりイライラします。

介護する側のストレスは半端ない

 介護に携わる方の離職者が多いというのは、なんとなくですがうなずけます。実際田舎のスーパーの午前中というのは、お年寄りだらけです。お年寄り同士でトラブルを起こしていたりします。こういう人たちを施設で介護する方々の負担やストレスはものすごいのだろうなと、なんとなく想像できます。

 実際、ばあちゃんの一日を見ているとイライラの連続です。テレビはつけっぱなしで大音量な上に、朝のゴミ出しの時間にはゴミをまとめてくれていない。冷蔵庫には期限切れの食品がごちゃまぜ。飲むべき薬は飲んでくれない。といった具合に。

 これを一つずつ片付けていかなくてはいけないので、さらにストレスがたまります。

 同居で面倒をみる話もしたのですが、住み慣れた家がどうしてもいいと言い張って、1人暮らしさせている状態なので、同居している方の負担は想像を超えていると思います。

キツイ言葉であたってしまう

介護では言葉遣いが攻撃的になりがちです

 悪気はないのですが、ついトゲトゲしく当たり散らしてしまうことが何度もあります。お年寄りの動作はすべてがスローペース。ゆっくりノロノロとしかやってくれません。

 こちらはすぐに仕事に戻らなければいけないのに。そう考えるとつい強い言葉で大きな声で怒鳴ってしまいます。

解決策はありません。ですが、イライラをできるだけ解消する方向へ。

イライラでのストレスはできるだけ解消しましょう

 介護でイライラしなくなる方法を教えてほしい。というのが今でも正直な所です。実際、今も介護を続けていますが、以前ほどのイライラを感じることは少なくなりました。

 いろいろと試しましたが、イライラを感じているのは当然のことと考えて、

  1. ストレスを発散できる方法
  2. イライラしなくなる方法
  3. 短時間でできるイライラ解消法 → 気分リフレッシュ!!

の3つを実際にやっています。

1. ストレスを発散できる方法

 人によってこの方法には差がありますが、カラオケと自転車をやっています。中にたまったストレスは、声を出すことや自転車で汗をかくとものすごく簡単に解消します。

ストレス発散にはお風呂が最高です

 もう一つおすすめは入浴です。こちらも汗がじわ~っとでてくるぐらいのぬるま湯で長めの入浴がよいです。お風呂の中での読書は疲れがとれる上に、時間が過ぎるのを忘れてしまうのでおすすめです。入浴剤も少しいいやつを使って、つかの間のぜいたく気分を味わうことも楽しんでいます。

2. イライラしなくなる方法

 根本的にイライラの原因を探って解決します。お年寄りの動作がゆっくりで時間がかかってしまう場合には、すべての動作に時間がかかると考えてゆるめのスケジュールにすること。

 病院も時間がかかる上に薬局で薬をもらうのも時間がかかります。買い物も銀行も郵便局もすべて、時間がかかると考えてこちらのスケジュールを組みます。

 これを徹底すると、基本的なイライラは8割程度解消していきます。もっとも、なかなかうまくいってくれない時もあります。

3.短時間でできるイライラ解消法 → 気分リフレッシュ!!

介護のイライラの気分解消には酸素ボトルかミンティアがいいです

 短時間でサクっとイライラを解消して気分転換できる方法やグッズがあります。一番よかったのが酸素ボトル。かさばってしまうのが難点ですが、今は玄関に置いて、イライラして帰ってきたときにはスーッと酸素を吸うようにしています。3秒程度の吸入で、頭がスッキリします。

 気分スッキリリフレッシュは、ミンティアが手軽です。持ち運びにも便利ですし、最近はいろいろな種類があります。

 いろいろ試しましたが、今のところ上にあげたような方法で、介護のイライラを解消するようにしています。

実際に負担を軽くできる方法がいくつかあります。

介護の負担を軽くできる方法あれこれ

食事の負担を軽減

 介護でおそらく一番の負担です。何が食べたいのかわからない、何を食べてくれるのか分からないことが結構あります。

 ネットスーパーや食事の宅配を使ってみるといいですよ。負担も軽くなります。家の近くのスーパーがネットスーパーで配送料金300円程度で宅配してくれるサービスをやっているかもしれません。

 今使っているのは、ネット通販と宅配の食事セット。

 ネットスーパーは、トイレットペーパーやティッシュペーパーのかさばる物や調味料など重たいものの購入に活用しやすいく便利です。イオンやイトーヨーカドーのネットスーパーはエリアが広いので対応している地域が結構広くあります。ただ、ウチみたいに実家が田舎すぎてエリア外の場合には、楽天、ヤフー、アマゾンのネット通販の活用もおすすめです。

 今のところ一番役に立っているのは、宅配の食事セット。祖母の性格上、家事をやらないと気が済まないタイプの人なので、一人暮らしで自炊させています。それでも時々面倒になるらしいので、冷凍のおかずが1食分ごとにセットになっている宅配食事セットを月の1回ぐらい取り寄せています。

 メニューにバラツキがあるのと、業者さんがいくつもあり、さらに全国対応なので冷凍で届いて冷凍庫に入れておくと、レンジで温めておかずにして食べてくれています。

サプリメント

 認知症は脳の働きを活発にすることでかなり進行を遅らせることができます。実際ウチの祖母も日常の中の物忘れから徐々に進んだ感じです。認知症の薬として、お医者さんから処方されている薬は、脳のはたらきを活性化させるものがほとんど。

 生活の中で、脳のはたらきを活発にできるといいのですがなかなか難しいので、「認知症 サプリ」「脳 活性化 サプリ」で検索してみたところ、少し興味のあるサプリを見つけました。

 どうもフェルラ酸という成分が医学的にも実証されている認知機能の改善にいいらしい、ということ。

 「フェルラ酸 サプリ」で調べてみると、いろいろ種類が出てきてどれも高い。しかも成分がいろいろと追加されていて難しい。ので、各種サプリの中から、フェルラブレインPLUS というサプリを取り寄せて、薬と一緒に飲んでもらっています。

 定期コースで3,980円なので、この手のサプリの中では良心的な価格。

 現在では、週に1、2回買い物に連れて行きますが、買い忘れや曜日の記憶間違いもほぼなく、1人で畑に出ていることも多くなっています。

高血圧と腰痛

 こればっかりは高齢なので仕方がない部分があります。高血圧は、毎日しっかりと血圧を測定することが何より重要。お医者さんも毎日の血圧手帳の記録をみていますので、計測しやすいものを選ぶことが継続のこつ。ウチの祖母の場合には、腰痛持ちなので、血圧の測定中についつい動いてしまいエラーが連続しやすかったので、手首タイプの血圧計にしています。

 手首タイプの血圧計だと正確に測れない、と言われるのですが、実際使ってみるとエラーがなく、かなり正確に計測できます。手首タイプを使い始めてすぐ血圧の上が170と表示されたときには、ビビりましたが翌日病院につれていって病院で測ると上が168だったので、かなり正確計測できるものだなと納得したものです。参考までに、電気屋さんの展示品を片っ端から試してみて、計測中に少し動いたりしてみたりした結果エラーの発生がほとんどなく、今も使っているのがコレ。単4電池2本で2ヶ月ぐらいは持ちます。

 最近では、上のサプリメントを飲んでいるせいもあってか、血圧手帳の計測記録の計り忘れもなく、血圧もやや高めの140ぐらいで落ち着いています。

 腰痛に関しては、寒い時期や雨の日がダメらしく、痛み止めを時々飲んでいます。ベッドのマットを変えるといいらしいのですが、今のところは現状維持です。病院の待合室で知り合った方が、神経痛の腰の痛みで悩んでいて試してのがこちららしいです。【高反発マットレスのラクーネ】